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40歳からのエンジニア入門

フリスクのCMをご存知ですか?日常の中にアイデアが降りてくる瞬間を切り取った傑作です。そんな「ピーン」とした瞬間を記録に残したくてブログを始めました。現状ほとんど買い物日記ですが。

BOSEのポータブルスピーカー(soundlink mini II)を買う

正直なところ、オーディオが好きだ。それもピュアオーディオが。ピュアなんて言葉、もはやオーディオでしか使われない。最後のピュアガール広末涼子16歳。20年前の話である。
 
といってもこれまでに組んだオーディオの最高額は30万円。その深淵を覗き込んだとすら言えない。しかしガキどもが走り回る騒々しい家電量販店で聴いたアヴァロンのふくよかな低音を叙情豊かに語るオーディオマニアの鏡のような生き方はしっかりと貫いている。
 
話が長くなりましたが、そんな僕がこの二年で買ったガジェットの中でベストバイ、それが本日ご紹介するBOSEのスピーカー、サウンドリンクミニIIでございます。
 
簡単に説明すると、サイズが縦7cm、横20cm、奥行7cmくらい。bluetoothでつなぐ充電式のポータブルスピーカー。
 
はっきり言ってこれとiPhoneとストリーミングサービスがあれば十分。いやBOSEすげーわ。
 
やれ低音だけとか人工的とかドンシャリだとか文句ばかり言われるBOSE。店主の趣味で始めました〜みたいな雑貨店でつまんない音楽を垂れ流しているBOSEノイズキャンセリングは悪くないけど高すぎるだろその価格、思わず店で机を叩く、のBOSE
 
いやほんと、これまで誤解していてごめんなさい。
 
オーディオに胸を熱くさせていたピュアな男はどこへ行ったの?いやもうね、6歳と2歳と0歳の子どもがいる家庭だと、うちのことだけど、オーディオなんか無理に決まってるのよ。あいつら、線を見たら引っこ抜くことしか考えてないもの。ランプがついていたら消すことしか考えないし、やわらかいネットがあったら手を突っ込まずにはいられないし。絶対無理。
 
そうなってくると音楽自体聴かなくなる。夜寝かしつけてからとかそういうレベルじゃないんだもの。すでに壊されているんだもの。それでこの5年くらい、音楽からずっと遠ざかっていた。あんなにたくさんCD買ったのに、ほぼ全部処分してしまった。
 
子どもが独立するまで音楽とはさよなら、くらいに思っていたんだけど、ただここ2年くらいでストリーミングサービスが一気に普及して。CDをPCに取り込む手間なんてとてもかけられないアラフォーおっさんが、試しにApple musicを使ってみたわけですよ。なにこれすげえ。あれもこれも、なんでも聴ける。音楽の宝箱や!!
 
でもiphoneだとイヤホンで聴くしかなくて。なにが問題って子どもに聴かせられない。「どや、お父さんこんなにヒップな音楽詳しいんだぜ」って見せつけられない。それでスピーカーを買うことにした。iphoneと繋げられるやつ。
 
巷の噂を調べてみると、bluetooth接続の音質はイマイチらしい。ピュアオーディオのウンチクに青春の一時期を捧げた僕が満足できるとはとても思えない。bluetoothは駄目だ!!
 
と思っていろいろ探してみたのですが、、、疲れてしまった。そもそもストリーミングの音質ってどうなのよって話なわけで。TIDALとか興味があるけど、日本に入ってくる気もしないし。そんな状態でなにbluetoothかどうかを気にしているの?馬鹿なの?って。
 
それでback to the basic。基本に返ったわけです。すなわちBOSEに。
 
表参道ヒルズにあるBOSEショップに家族一同出かけていった。初表参道ヒルズ。たいしたことなかったな。
 
まあそれはともかく、店と見れば端から端まで走り回らないと気が済まない長男をなだめながらワイヤレススピーカーに絞って物色。二つあった。SoundLink Bluetooth speaker IIとSoundLink Bluetooth speaker III。
 
もう一見して好みは3。しかしその魅力はカラー展開されたソフトカバーにあって、それも込みだと2に比べて1.5万円値段が跳ね上がり4万オーバー。うーん高い。
 
店内は人もほとんどいなくて静かだったが、それでもこういう場所で音質を判断するのは難しい。僕の眼前を息子がパタパタ走っているし。親切な男性の店員さんと一緒に、2と3を何度も聴き比べてみたが、正直違いがわからなかった。
 
おそらく大音量なら差も出るのだろうが、家で大きな音で聴くことがあるのか?ノン。ない。そもそもこのサイズのスピーカーに大音量なんか期待しない。
 
そう考えると2がだんだん魅力的に映ってくる。こっちのいいところはソフトカバーをかぶせても全然かっこよくならないこと。むき出しのほうがずっといい。本体だけで2.7万円くらい。
 
正直bluetooth接続のスピーカーなんて安いものがいくらでもある。というかすでに家にある。某PCパーツメーカーのもので、1万円をちょっと切るくらい。ただ正直それには満足できなかった。音質なんて気にしないとかいいつつも、やっぱり自分の中に譲れない基準があるのだ。iphoneからbluetoothで飛ばすストリーミングであっても。
 
失敗したときによりダメージの小さい方、という消極的な理由で2を買い帰宅。早速鳴らしてみる。うん、悪くない。悪くないというかいい。かなりいい。
 
もちろん7cm x 20cm x 7cmのスピーカー。bluetoothとかストリーミングとかそういうレベルではなく、筐体のサイズによる限界は絶対にある。でかいツインスピーカーと変わりませんわこれ、なんて言うつもりはない。
 
しかしここはBOSEの本当にすごいところだと思うのだけど、このサイズでも鳴らしてしまう。音の面積が広い。それが人工的と言われる所以なんだろうけど、でもこのサイズでこの音は、ちょっと狐につままれたというか、魔法をかけられたような気がする。夜、台所で酒でも飲みながら鳴らすにはちょうどいいスピーカーだと思う。
 
bluetoothだと接続が安定しないなんて話も聞くが、一年くらい使っていてトラブルは皆無。バッテリーもしっかりしているし、どこにでも運んで行ける。これ持ってキャンプとか行っちゃうか〜。キャンプなんて10年くらい行ってないけど。
 
このスピーカーを勧めたいのは、僕と同じ、かつて音楽が大好きだった、今は小さな子持ちのおじさん。どちらかというと都心住み。スペースが限られるという意味で。もちろんストリーミングサービスもセットで。CDがある?もっと自由に音楽を聴けるんだぜ。
 
そんなことをコールドプレイを聞きながら考えている。