パナソニックのオフタイム(電動アシスト折り畳み自転車)を買う
※2017年6月。パナソニック オフタイムを購入して約一年が過ぎたので、レビュー追記。
はじめに言っておくと、僕はパナソニックのオフタイムという電動アシスト折り畳み自転車をえらく気に入っている。もうこれなしには生活できない、というくらいの相棒。バディ。
ただ、この自転車はユーザーを選ぶというか、自分の生活をよく考えてから買ったほうがいいと思う。本当にオフタイムである必要があるのか??ということですな。
というのも、オフタイムは電動アシストだから、高い、重いの二重苦を抱えている。
高いはまあ個人の価値観だからお財布の中身と相談してね、で終わるのだけど、問題は重さ。20kgありますぜ!自衛隊員さんや引っ越し業者さんなら電車輪行余裕かもしれないが、普通の人はまず無理な重さ。いや、マジ無理。
そうすると、折り畳む理由ってなんなの?という話になってくる。理由は二つしかなくて、車載したいか、駐輪場の確保に苦労しているかそのどちらか。
でもねえ、車載で遠出して、爽やかな風景の中を折りたたみ自転車で颯爽と走る、みたいなシチュエーションって確かに憧れるんだけど、電動アシストってそんなに必要なの?って話です。たぶんそこまで使わない、実際。
一方の省スペース化。これに関しても電動アシストが必要なの?って話で。折りたたみだけならもっと安くて軽い自転車はたくさんある。
では、なぜお前はオフタイムを買ったんだ。当然そう思いますよね。
【以下、僕がオフタイムを買った理由(長編)】
僕は、、、地下鉄が苦手なのです。
閉所恐怖症ではないんです。乗るたびに嫌な汗をかくわけでもないし、出かけるときには普通に使う。東京に住んでいると、乗らないわけにはいかないし。
ただ、地上か地下か選べるなら、絶対に地上を選ぶ。僕は長く中央線沿いに住んでいたけど、中央線を気にいっているのは、一度も地下に潜らないから。でも、この気持ち、なかなかわかってもらえない。
苦手な理由ははっきりしていて、地震のときに地下にいたくないのです。つり革を握りながら窓の外の暗闇を見つめていると、ふと「今ここで巨大地震が起きたら」と考えてしまう。それほど頻繁ではなくて、20回に1回とかその程度。
地震のときにはむしろ地下鉄のほうが安全だという話も聞く。でも専門家に面と向かって聞いたわけではないし、本当のところはわからない。だったら地上にいたい。少なくとも自分の足で行き先を決められるような選択肢がほしい。
少し前に山手線の内側に引っ越して、職場も変わり、通勤に地下鉄を使うようになりました。時間にしておよそ15分。たいした距離ではない。
ただ毎日のこととなると話は別。月20日x往復30分=10時間。一ヶ月のうち、およそ1.4%を地下鉄の中で過ごすことになる、つまり巨大地震が起きたときに地下鉄内にいる可能性が1.4%上がるということ。
まあ普段こんなことを深刻に考えているわけではないのです。ただ、ある日「自転車通勤はどうだろう?」と考えた。地下鉄ならドアtoドアで25分。自転車なら、、、と休日を使って職場まで電動アシストママチャリで行ってみたら35分。10分伸びるが許容範囲。
しかし、今まで40年間生きてきて、自転車通勤はしたことがない。通学まで含めれば高校時代に遡る。
もう我慢のきくティーンエイジャーではないから、雨の日はもちろんのこと、暑いとか寒いとかその程度でやる気がなくなることは容易に想像がついた。
職場のビルの地下には駐輪場がある。契約すればすぐにでも借りられるのだが、結構お高い。
「本当にお前、自転車で通い続けられるの?」「うーん、、、」という脳内会話を繰り広げること5分。アイデアが天から降ってきた。
「折り畳み自転車にすればいいじゃーん」
折り畳み自転車!その手があったか!!
今の会社は10人足らずの、ほとんど仲間内でやっているようなところで、職場の一角に折り畳み自転車が転がってようが気にする人間は誰もいない。
これなら駐輪場を借りる必要もなく、暑いとき、寒いときは地下鉄で行けばいい。1.4%よりも少し確率は下がる。すばらしい。
それから折り畳み自転車を調べる日々が始まった。物欲と結びついたときの集中力は我ながらすごい。
一週間後には、ブロンプトンとBIRDY(BD-1)とDAHONの乗り心地の違いについて、身ぶり手ぶりを交えながら語れるようになっていた。一度も乗ったことないけど。
しかし、一つ問題があった。職場は高台にあって、ラスト1マイルは登り坂なのだ。
電動アシストママチャリならどうってことないが、小径タイヤの折り畳み自転車だとどうなんだ?俺は別に健康のために自転車通勤したいわけではないぞ。
周りに折り畳み自転車を持っている人間がいれば借りて試すのだが、あいにくそんな都合のいい友人はいない。はて困った。どうしよう。
ここでもう一つアイデアがピコーン!「電動アシストの折り畳み自転車にすればいいじゃーん」
でも、そんなのあるのか?調べてみたところ、日本の普通の店で買える電動アシスト折り畳み自転車は、唯一パナソニックのオフタイムだけだったわけです。
まあ、相当マニアックな選択肢だとは思います。電車輪行は無理。職場か自宅に駐輪場がなく、かつ坂のやたら多いところを日々走る。そんなかなり限定されたユーザーだけが目にとまる自転車。
もしくは単に折り畳み&電動アシストのダブルコンボに惹かれたギミック好き親父たちか。僕はその両方に当てはまるから、まさに絶好のターゲットですわな。
ダブルコンボだけあって、オフタイムは高かった。12万円。
まあブロンプトンを買うことを考えれば安いし、そもそも電動アシスト自転車って大体そのくらいする。うちで大活躍している電動ママチャリはもっと高かった。でも続くかわからない通勤のために12万円は腰が引ける。
そんなことを考えながら家電量販店に行った。置いてない。まあそれもそうか、とウロウロしていると親切な店員さんが声をかけてくれた。僕は基本的に店員運がかなりいい。店員がつい親切にしたくなる顔だと勝手に思ってる。
「いやあ、かくかくしかじかでオフタイムを探していて」「ああ、オフタイムですね〜(とパナソニックのカタログをペラペラ)」「そうそうそれそれ、それがオフタイム」「そうですねー、オフタイムですねー」
と会話を繰り広げた結果、うちにはないんですけど、、、とハンディターミナルを取り出して、「近くの店舗だと黄色を置いているところがあるようですねー」
黄色か、、、。買うなら黒か白かな、となんとなく考えていた。とはいえ実物に触らずに買うのは怖い。色違いでもとりあえず見物しよう。
ということで電車を乗り継いで15分ほど。あった、ありましたよ。黄色。色はちょっと軽いが作りはしっかりしていそう。ママチャリ、もしくは安い自転車しか乗ったことがない僕の目からすれば、部品はどれも高級そうに見える。
よしっ!と店員さんに声をかけて、黒購入。判断早急。10日後に自宅到着。
それ以来、基本的にはオフタイムで通勤しています。
さて、ここからはオフタイムの購入を検討している人向けの文章。では、オフタイムレビュー!
まず、ネットのそこかしこで言われている、折り畳み時にペダルとフレームが干渉して傷がついてしまいかねない件。
これね、買ってみるとすごくよくわかる。ああ、こういうことかって。
写真入れるのが面倒なので文章で説明すると、オフタイムのマニュアルには、折り畳むときには、右ペダルが後ろ、左ペダルが前に来るようにしてください、と書いてあるのです。
で、左ペダルの上を通過するように、前輪が左に折り畳まれることを想定している。そこまではまあよい。
ところが、その後にちょっと車体の傾きを変えただけで、左ペダルが上に上がってきちゃうんですね。
自転車のペダルって、基本的には漕ぐのとは逆回転には空回転して簡単に動くようになっていますよね。だから左ペダルの場合、簡単に上に上がってきちゃうんですよ、マジで。
それでなにが起こるか。折り畳んだフレームの外側に左ペダルが上がってきてしまって、フレームを展開できなくなってしまうのです。
これ、すごく困る。なんとかして左ペダルを動かさないといけないのだけど、漕ぐほうにはペダルは簡単には回らない。空回転側には折り畳まれたフレームがあるからこれ以上回せない。
その結果、無理やりペダルを回しながら無理やりフレームを引っ張り出すしかない。そりゃ当然傷もつくよね〜。僕は購入前にこの話を聞いていたけど、知らない人は絶対困ったことになると思う。
これ、もちろん設計上の問題ではあるんだけど、マニュアルが間違っている気がしてならない。
左ペダルは前ではなく、後ろに来るべきなんです。で、購入時についてくるケーブルロックを使って、左ペダルと後輪を固定するフレームをつないじゃう。
こうすることでペダルがこれ以上回らないようにした上で、前輪を折り畳むのがよりよい手順。もしかしたら僕が気づいていない問題があるのかもしれないけど、今のところ大丈夫。
もうひとつ、これも購入前に知っていたことだけど、サドルがケツに痛い。もしかしたら僕のお尻だけの問題かもしれないけど、乗っているとすぐに痛くなってくる。
今は気合と根性で乗り切っているけど、サドルは遠からず交換する予感がしている。だって痛いんだもの、、、。
(、、、と書いたのが最初のレビュー。これは今も同じ。とにかくケツが痛い。なんでこんなサドルにしてしまったんだ、、、というレベルで痛い。
いざ交換となると、面倒でなかなか腰が上がらないのだけど、痔持ちの人は絶対に取り換えたほうがよいと思います。)
これもよく書かれていること。ギア比がよくない。MAX7段だけど、7段でも全然ぐいーんっていかない。常にシャカシャカシャカシャカか足を回している状態。
これに関しては、ほぼ定番のカスタマイズがある様子。「オフタイム カプレオ」で検索するといろいろ出てくるけど、要は9段にするらしい。
それなりの出費が必要そうなのですぐにどうこうはしないけど、将来的にはやりたいかも。
(、、、と書いたのが最初のレビュー。実際今もシャカシャカ足を回している。ただ、最近はこれでいいかも、と思うようになってきました。これ以上スピードが上がるとちょっと怖い。
小径タイヤの軽量自転車すべてに言えることだけど、道路との接地感が薄いから、下手にスピードを出すと本当に危ない。ママチャリならなんとも思わないような小さな段差でも冷や汗が流れることがある。)
バッテリーに関しては、電動アシストは普段オフにしていて、坂道だけ使うで十分。
ママチャリのほうは常にパワーモードだから一週間に2回ぐらい充電している気がするけど、オフタイムは2週間くらい大丈夫です。
(、、、と書いたのが最初のレビュー。これは今も気持ちは変わらない。漕ぎ出しの軽さがこの自転車のいいところで、20kgあるから重いかな、と思いきや全然そんなことがない。
坂道でもない限り、漕ぎ出しのアシストはまずいらないと思います。むしろアシストしちゃうと、ギアを全く変えず常に7段で走れてしまうので、楽しみが薄くなるかも)
最後にもう一つ。これは折りたたみ自転車全般に言えることですが、自転車にまたがるときに、いわゆるママチャリ的なまたがり方をしようとすると、トップチューブ(フレーム)の部分が微妙に高くて、足が引っかかり、自分の足の短さにうろたえることになります。
俺、足短いなあ、、、。
iPhone SEを買う
きっかけはiPhone6だった。だが、その前に僕のApple遍歴を少し語る。
いわゆるプロモデルでないApple製品は21世紀に入ってから大体なんとなく買ってきた。iMac、iPod、Mac Mini、iPad、Macbook air、Apple watch、、。そういえばルーターもApple製だ。
ただApple大好き!というほどでもなく、新製品が出るたびに絶対購入するわけでもない。これまでに買ったものはいずれも必要があったからで、唯一人柱気味に入手したのはApple watchくらい。実際のところmacのほうがwindowsより安いから買っていると感じており、正直なところmacよりwindowsの方が使いやすいと思って、、、、は、いないか。そんな感じ。
実際しばらく使ってみて、すこぶる調子がいい。まずiPhoneがサクサク動く。iPhoneSEは5の筐体に6Sのエンジンを積んでいるようなので、6より速くて当然なわけだが、ボディが小さくなった分、さらにパワーウェイトレシオが上がったような錯覚を起こす。そういえば僕はホットハッチが大好きなのだ。
それを見つけられた人間が、次のシーンに躍り出るのだろう。
チャンピオンのパーカーを買う
人は何歳までパーカーを着るのか。この問いは多くの日本人が一度は考えるものらしく、「パーカー 何歳まで」とか検索すると2ちゃんからガルちゃんまで様々な議論を目にすることができる。
僕はといえば前職で定年近いおじさまがマリンボーダーのそれをオシャレに着こなしているのを見て自分の中のOKラインが大幅に上がった。
パーカーやスウェットは一種の踏み絵である。下手に頑丈なゆえに着ようと思えばいつまでも着続けられるからだ。洗濯機で何ヶ月か洗うとびろーんと伸び伸びになってしまうくせに、そこからが長い。もうほんとマジでいつまでも着てられる。
このブログのテーマは四十を過ぎた男がいかに胡散臭く見えないような着こなしをするか間違えた四十歳からのエンジニア入門だが、着倒したスウェットとパーカーと胡散臭さというのは、重回帰分析したら「相関ありです!」と大声で叫びたくなるくらい相関あり。
何が言いたいかというと、世のオシャレブランドのパーカー、高すぎる!平気で18900円とかするよ!!1万円軽々と飛び越えてくるとかほんともう意味わからない。パーカーなんて消耗品だってこれだけ理路整然と説明しているのに全然わかってくれない。日本に数台しかない編み機とかいいから。そんな機械使ったって伸びるものは伸びるから。
「ははーん、さてはチャンピオンもバナリパか!」と一人納得してオッシュマンズに向かったのです。
いそいそとグレーのチャンピオン謹製パーカーの値札を引っ張り出しました。
怒りに震えながら店内を歩き回った。すぐ帰らないところが我ながら僕っぽい。有能な店員さんたちがチラチラとこっちを見ている気がする。
何度か深呼吸して冷静になろうとした。そもそもチャンピオンとはなにか。記号論的に述べよ。ええと、、、うん。値段高くはない。やっぱり高くない。俺、間違ってない。
落ち着いて再びチャンピオンの一角に戻る。結構チャンピオンで広く占められていることに気づく。あっちの棚もチャンピオン。こっちの棚もチャンピオン。
それで恐る恐る、順番に値札引っ張り出してみた。そしたらあったよ4800円のパーカー!!これこれ。チャンピオンといえばこれ。この5000円以下で収まる安心感。まさに洋服のチャンピオンや!
改めて見るとチャンピオンの15000円のやつ、確かに分厚い。4800円のやつがフィットネスクラブのヨガだとするなら、15000円はアメフトって感じ。なんかいろいろ説明書きもついてる。日本に数台の編み機とか使っているのかもしれない。知らないけど。
ついでに言うと、15000円のほうはあの神々しいチャンピオンロゴも胸についてない。ちゃんと広げて確認したわけじゃないからイメージだけどたぶんついていない。
いやチャンピオンマークつけろよ。ドーンて。なに品質で勝負!感出してるの。もうほんと日本人的無印良品的価値観勘弁してほしい。もっとさ、バーンと行こうよ。いや、ラルフローレンのあれとか買わないけど。
脳内でハアハアしていると、そこへスルリとオッシュマンズの有能な店員さん(女性)。「実はビジネスマンの方にはこのモデルが一番出ているんですよ(コッソリと)」
僕は事あることにオッシュマンズの店員さんたちを有能有能言ってるけど、皮肉でもなんでもなく本当にそう思ってる。なにしろ声をかけるタイミングがメチャうまい。「つきまとわれる」と「背中を押してくれる」の違いをよーくわかっている。
買うと決めてからレジまでついてこないところをみると、販売ノルマとかないと思うのだが(本当のところは知らない)、その余裕がいい。かといってお高くとまっているわけでも放っておかれるわけでもなく。ラリったオウムのように「ごらんくださいませー」と繰り返すわけでもなく。こういうのはスタッフ教育でどうこうなるものではなく、採用基準がしっかりしているんだろう。まあ知らないけど。
よくぞ僕をビジネスマンと見破りましたね。いやいやいい歳したおっさんが働いてないとかヤバいですから。そんな会話を繰り広げながらLサイズに決めた。
この文章を読んでチャンピオンの4800円パーカーがほしくなる人がどのくらいいるかわからないけど、結構タイト目です。176cmの僕は普段Mサイズなんだけど、このパーカーはLでジャスト。試着推奨。
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