40th Engineering

フリスクのCMをご存知ですか?日常の中にアイデアが降りてくる瞬間を切り取った傑作です。そんな「ピーン」とした瞬間を記録に残したくてブログを始めました。現状ほとんど買い物日記ですが。

ブリーフィングの(BRIEFING)のDAY TRIPPER(ショルダーバッグ)を買う

「買う」と書いたが、もう2年使っているのがブリーフィングのデイトリッパー。通勤用に買ったショルダーバッグ。
 
電車通勤しているスーツ好きメンズなら大体同意してくれると思うが、通勤時のバッグってちょっと迷う。
 
ビジネスバッグといえばダレスバッグ。さすがにそれはクラシック過ぎるとしても、革製の手提げ鞄が王道だということに異論はあるまい。とはいえ、TUMIに代表されるナイロンバッグもこの四半世紀で完全に市民権を得たと言える。
 
ともっともらしく書きましたが、要はビジネスといえば手提げ鞄なんだけど、電車通勤だと手が空かなくて困りますよね〜という話。これ本当に困る。スマホなり文庫本なりを片手オンリーで操作するってけっこう大変。座れたり網棚の前に立てたりすれば問題ないのだけど、そう都合よくはいかない。
 
さらに怖いのは満員電車の中で手が下がること。痴漢に間違えられたら困る。僕は昔劇場で「それでも僕はやってない」を鑑賞して以来、痴漢に間違えられることをすごく恐れている。だから常に両手はアップ!しかし手提げ鞄で両手アップは不可能に近い。
 
ということで、ショルダーストラップが付いている手提げ鞄ってけっこう多い。だけど僕はあれがあまり好きではない。論理的に考えればベストなのはわかっているんだけど。これは完全に個人的な趣味の問題。批判するつもりゼロ。
 
とはいえ、痴漢に間違えられるリスクのほうが嫌だ。だからナイロンのショルダーストラップ付き手提げ鞄を買って、普段はそれで通勤していた。特別なときはHERZのダレスバッグ。網棚前を必死に確保。
 
2年ほど前、ナイロン鞄が壊れたことをきっかけに、この問題を真面目に考えることにした。数日考えていつものようにアイデアがピーン。そうだ。ショルダーバックを買おう。
 
手提げ鞄にストラップをつけるという中途半端さに納得がいかないわけなので、初めからショルダーバッグであればなんの問題もない。しかしスーツメンに似合うショルダーバッグなんて存在するのだろうか、、、、。
 
あった。ブリーフィングのデイトリッパー
 
ブリーフィングは前職の退職時にボディバッグ(ななめがけバッグ)を取引先からいただいたことがあって、以来愛用していた。タフなのはわかっている。無骨なルックスも好きだ。メイドインUSAをアピールする日本ブランドというのも嫌いじゃない。僕はメイドインUSAに憧れた最後の世代だと思ってる。
 
そして何よりもそのネーミング!デイトリッパーですよ!!ビートルズですよ!!!もうこの名前だけで買う気満々。・・・まあ実際のところビートルズを意識しているかはわからないけど。本当に日帰り旅行用の鞄というだけなのかもしれないけど。昼間っからトリップとか、そういう話ではないのだろうけど。
 
実際2年ほど使ってみて、確かに日帰り用だなと思う。泊まりは無理。容量はかなり小さめ。財布とカメラとペットボトルとウインドブレーカー。小さめの折りたたみ傘と文庫本。このぐらいを詰め込んで電車に乗るのがぴったりの鞄である。
 
これをビジネスに使っていいものか。この2年間で僕以外に見かけることはなかったが、十分ありだと思ってる。ルックス的には。というのはA4の文書を収納するようなちょっと大きめのリングファイルを入れるのが大変だからだ。入らないことはないがパンパンな感じ。縦の長さが足りない。
 
なので、通勤鞄に容量が必要な人には使えないと思う。とはいえこのデジタル化時代。日常的に文書を持ち運ぶビジネスパーソンは多くないだろう。モバイルPCは収まるし、2年間使っていて困ることはほとんどなかった。
 
そして実際に日帰り旅行にも使っている。別の記事に書いた気がするが、僕はこういう2Wayが大好きで、ビジネスにもプライベートにも使えるこの鞄は相当重宝している。
 
ブリーフィング製品のいいところはなかなかヤレないこと。商品比較サイトではないから他ブランドの名前は出さないが、今まで自分が使ったものの中では一番。いまだにパリッと、というのはさすがに言い過ぎだな、しゃんとしている。雨にも強い。
 
もう一つ気に入っているのはジッパーの動きがいいところ。硬くもなくスカスカでもなく。手の力加減にしっかりついてきてくれる。ジッパーの開け閉めはストレスがかかるところなので重要なポイントなのだ。
 
ポケットやその他の機能性については特筆すべき点はない。
 
お値段は2万円ほど。TUMIがお高いナイロンバッグという相場を作ってくれたせいで、そこまで高くは感じない。とはいえ僕の相場からすれば相当高い。買うときはかなり迷ったが、買ってよかったと思うものの一つだ。あと何年もつか分からないが、もう一度買ってもいいとすら思っている。値段が上がらなければね。