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40歳からのエンジニア入門

フリスクのCMをご存知ですか?日常の中にアイデアが降りてくる瞬間を切り取った傑作です。そんな「ピーン」とした瞬間を記録に残したくてブログを始めました。現状ほとんど買い物日記ですが。

コルビー(CORBY)のズボンプレッサーを使う

「ビジネスマンに必要なのは、高い靴でも高い時計でもなく、ズボンプレッサー!」という金言がある。僕が考えた。
 
しかし、使っている人はそれほど多くない。周囲にズボンプレッサーの使用有無を尋ねても、そうだなあ、使用確率1%以下ではなかろうか。マイナー家電なのだ。
 
いや、でも実際のところズボンプレッサーって超便利。スーツメンにとっては間違いなく三種の神器の一つ。だってスーツのパンツの折り目がピシッとするんだよ。挟んでおくだけで。
 
ヨレヨレなスーツで会社に行くってそれだけでモチベーション30%はダウン。もし会社に行きたくない、、、と思う人がいるなら、一度ピシッとした格好で行ってみてほしい。セクハラ、パワハラは論外だが、なんだかよくわからないけど会社に行きたくないという状態の場合、大抵は睡眠不足かパンツの折り目が消えかけているかどちらかだと思います(41歳男性談)。
 
しかしマイナー家電なので、ズボンプレッサーには選択肢が少ない。国内だと東芝ツインバードぐらい。確かパナソニックは撤退した。海外メーカーだとコルビー(CORBY)。
 
そして、これが非常に重要なことなのだが、ズボンプレッサーは部屋に出しっぱなしにしておいてもインテリアとして成立してほしい。ここは黄色のマーカーを引いてさらに下線三本足してほしいくらい重要。
 
そうなるともうコルビー一択。
 
ズボンプレッサー歴20年の僕がいうので間違いないが、普段は押し入れにしまっているズボンプレッサー。絶対に使われない。だいたい会社員なんて疲れ果てて家に帰ってくるわけで。
 
そこから押し入れを開けて、意外と場所をとるズボンプレッサーをふうふう言いながら引き出してー、立ててー、電源コードをさしてー、ようやくスーツ脱いでー、プレッサーにかけてスイッチオンしてー、翌朝パンツ外して、コード抜いてー、横倒しにしてー、意外と場所をとるズボンプレッサーをふうふう言いながら押し入れの奥に押しこんで、ってできるわけない。
 
重要なことなのでもう一度言うが、ズボンプレッサーは部屋に出しっぱなし。それ以外の選択肢はNO!そして普段スーツの折り目を気にする人間は多少なりとも服装に気を使っているはずで、そういう人間は多少なりともインテリアとか気にするはずで。カッコ悪い家具や家電は置きたくないはず。
 
でも、、、、残念ながら国内メーカーのズボンプレッサーはあまりかっこよくない。コルビーだって木目入れてるだけじゃーん、なんて話もあるけれど、それでも比較すればましなほう。
 
しかし東芝なんかだとジャケットの消臭機能がついていたりする。そこに費やすお金をルックスに回せばいいのに、と思う。そのほうがずっと安上がりだし、値段も上げられるのに。
 
国内メーカーはどこも優秀な人間がマーケティングしている。僕みたいな市井のおじさんにはうかがい知れないことまで把握しているだろう。市場性がないということで放置されているのか?
 
まあ、いいや。そんなわけで、僕はコルビーのズボンプレッサーを長く愛用しています。これが言いたかった。
 
機能としてはすごくシンプル。挟んでスイッチオン。それだけ。余計な機能一切ない。消臭とか、スケルトンで外からチェックできるとか、そういうのも一切なし。
 
他にないもので言うと、プレスシートがない。パンツの間に入れることで変なシワがつかないようにするものなんだけど、それもない。
 
でも、コルビーをもうずいぶん長く使っているけど、プレスシートの必要性を感じたことはほとんどない。友人で東芝のズボンプレッサー(プレスシートが必要)を使っているやつがいたので、見せてもらったことがあるが、挟む手間のほうが面倒に感じてしまった。
 
さっきも書いたけど、サラリーマンなんて疲れ果てて帰ってくるわけで。その一手間が命取りになったりする。たまに、「あ、変なシワついた、、、」と思うことはあるのだけど、それよりも楽なほうがずっといい。コルビー最高。
 
じゃあコルビーのダメなところってどこなのって話なんだけど。ダメという話ではないんだけど、3つある。
 
1つ目。パンツを挟む部分の片側は、硬めのスポンジというかクッションになっているんだけど、それがだんだん変形してくる。パンツの挟み跡がついてくるということですね。
 
跡がついたからといって、シワが寄ったり折り目が変なことにはならない。ならないのだけど、だんだん経年劣化してきて「なんかピシッとしない感じになってきたなあ」と思うようになる。使い方次第だとは思うのだけど、僕は使って3年目くらいにそう思うようになった。
 
他の部分は頑健そのものなので(なにしろ余計な機能がないから)、このスポンジを張り替えるサービスがあればいいのに、と思うのだけど、調べた限り国内ではそのようなことはおこなっていないみたい。
 
ということで、製品寿命は4、5年、長くて6、7年なのかなあと思う。実際それで買いかえている。まあ今時の家電なのでそんなものかな、とも思うけど、他の部分が壊れていないだけに、なんかもったいない気がする。
 
2つ目はアフターケアの部分。コルビーは日本ゼネラルという会社が輸入元をしているイギリスブランドで、いわゆる「○○ジャパン」みたいな子会社が日本に存在するわけではない。
 
まあ家電量販店で普通に売られている製品だし、「ズボンプレッサーならコルビー」みたいな知名度もあるので多分大丈夫だと思うが、、、。海外家電はクールだけど、壊れたときはどうなんだろう、という不安で選択肢に入らないという人の気持ちは僕もよくわかる。大手家電量販店の長期保証に入っておくのが安全だと思う。
 
3つ目はお値段。高い。他のズボンプレッサーと比べて高い。国内メーカーは高くても1万円台後半で買える感じだが、コルビーは平気で2万円超えてくる。なんでそんなに高いの??
 
これはもう流通数の少ないインポートモノですから、、、で納得するしかない。今見たらアマゾンでは3300というモデルが3万円をちょっと切るくらい。一方USA Amazonでは189ドル。あとあまり詳しくないのですが、家電の場合日本の規格に合わせるために何かしらをしているのかな。それであれば、まあまあ仕方あるまい、という価格差。
 
家電は個体差の当たり外れがあるので、100%自信を持ってとは言えないが、CORBYのズボンプレッサー、ほんまオススメです。CORBYじゃなくても、ズボンプレッサーを使ったことのない人はぜひ一度体験してみてください。パンツの折り目が消えないクールスーツを探すよりも、手っ取りばやいはず。
 
 
 
 
 

無印良品のステンレスユニットシェルフを買う

「無印の海外売上は衣類に支えられているが、ブランドの本質は家具にある。無印の家具の価値をどう伝えていくかが鍵になる」と、無印良品で昔働いていた方がおっしゃっていた。その意見、100%アグリー。外資コンサル風に。
 
無印のイメージは家具がつくっている。あれがあるから、「いや、正直なところユニクロと違うのは広告の打ち出し方だけだよね、、、」と思わずつぶやいてしまう無印の衣類とか、「いや、正直なところスーパーと違うのはパッケージだけだよね、、、」と思わずつぶやいてしまう無印のレトルト食品が、一段上のクオリティーに見えてくる。
 
Appleのデザインが好きな日本人は多いけど、それって無印の家具の価値観と同じ。なんというか、研ぎ澄まされた感じ。本当に研ぎ澄まされているのか、それは識者にお任せしますが、無駄のない感じは伝わってくる。機能美追求。ポルシェ風に言うと、「形態は機能に従う」というやつ?
 
もうちょっと言うと、両者ともにコストを下げるのがうまい。貧乏くさくなく、簡素化している。昔誰かが、「貧乏はいいけど、貧乏くさいのは嫌だ」ってどこかに書いていた。器量の小さい話だなあ、と思うけど、現代的な価値観だと思うし、そこにAppleも無印もうまくはまっている気がする。そして胸を張って言うが、僕も器量が小さい。
 
と書くと、まるで無印家具は器量の小さい人間のために存在するような気がするが、ノン、ノン。そんなことはありません。実際、無印の家具はいい。より正確に言うと、無印のステンレスユニットシェルフは素晴らしい!
 
そう。今日は無印のユニットシェルフを買った話。だいたい1年前。どんなものかイメージがつかない人のために、このブログでは非常に珍しいことですが写真をつけます。こんな感じ。

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いわゆる組み立て式の収納家具。無印のは、ユニット型とスタッキング型に分かれる。ユニット型は金属の支柱を使うタイプ。僕の知る限り、素材以外の仕様をほとんど変えずに20年以上売られているモデル。
 
去年引っ越した。新生活にあたっては、押入れがとても狭いので、収納家具が必要になった。しかし持ち家ではないし、そもそも僕は引っ越しが大好きなので、おそらく数年先には別の場所に住む。小学生の子どもがいるので学区は変えないけど。
 
そんな人生なので、できればバラして気軽にセッティングできるほうがいい。しっかりした家具も嫌いではないんだけど。
 
そこで無印良品のユニットシェルフというわけ。
 
実は過去に使っていたことがある。社会人になりたての頃。ケチって背面につけるクロスバーを買わなかったので、常にグラグラしてた。それなりに愛用していたけど、結婚して引っ越した先に作り付けの食器棚がおいてあったので、そこで一旦お役御免。グラグラしてたし。それ以来、ときどきパンフレットなんかを眺めては「やっぱええなー」と思ってた。そんなふうに10年が過ぎ、この度めでたく再会の運びとなったわけです。
 
家具には一家言あるうちの奥様もこれならOK。さっそく有楽町の無印店舗に向かう。噂には聞いていたがメチャクチャでかい。人もワチャワチャしていて外国人も多い。ちょっとした観光スポットになっているのかもしれない。
 
家具コーナーに行くと、ずらりとユニットシェルフが並んでいる。並んでいるというのがポイントで、一体だけだと正直そこまでかっこいいとは思わない。しかし壁一面に二つ、三つ連なってくると、その価値も二乗、三乗。そんなアイテムなのだ。
 
すでに構成は頭の中で何度も何度もイメクラ並みにイメトレ済み。棚板は一番安いタモ材。支柱はお高くなってしまうがピカピカのステンレスで行く!
 
と、ここで問題発生。タモが見当たらない。え、無印といえばタモじゃないの?野球のバットくらいしか使い道がないと思ってたタモを家具にも使えるんだ!ってびっくりさせたのは無印ではなかったの?タモは?タモは?ゲシュタルト崩壊するレベルで、タモ!タモ!タモ!タモリ!タモ!タモ!ほら、モがモに見えなくなってくるでしょ。
 
店員さんに聞いてみる。あまりよくわかっていない(経験的に無印の店員さんって結構こういう人が多い。いい人たちだけどよくわかってない。無印ではすごくマニュアルを大切にしているという本を昔読んだことがあるのだが、ほんとかね、って思う)。ただ、どうもタモの棚は廃盤か廃盤に近い状態になっているらしい。
 
マジか!!一番安いタモが欲しかったのに!!
 
注文すればまだ買うこともできるようだったが、今後入手できなくなってお揃いにならなくなるのは嫌だ。そんなわけで計画の練り直し。選択肢はオークかウォールナット。どちらもタモに比べればだいぶ高い。
 
うーん、オークとかウォールナットって響きはカッコいいけどさ、、、、結局突き板じゃんかーこれ。化粧板の木のクオリティを誇られたところで、正直あまり価値は感じない。しかしどちらかを選ばなければいけない。どうしよう。
 
ウォールナットにしました。ダークブラウンは部屋を暗くするかなとも思ったが、オークだとタモとそんなに色がかわらないくせに高いという一点で却下。スチールとかステンレスの棚という手もあるが、支柱がステンレスというのは譲れない条件だったのでスチールは却下。かといって支柱から棚までオールステンレスというのもギラギラすぎて却下。
 
ステンレス支柱。ウォールナット棚。そんなセットを3つ買った。高さ175cm。壁一面が無印良品のユニットシェルフで埋まることになる。そしてこの際だからと、無印といえばこれ!のラタンのカゴも一揃い。意外と高いんだけど。
 
カタログなんかだと棚の意味あるのってぐらい何も乗っけてない。スカスカにしてオサレ感を醸し出しているわけだけど、そんな常識は僕には通用しない。とことん詰める。だって棚なんだから。けど、、、やっぱり僕だってオサレと言われたい。その折衷案がラタンのカゴなわけです。
 
それから1年。使用感というほどでもないんだけど、やっぱりこれは名作だと思う。部屋をなんとなくなんとかしてくれる。ちょっと「お、いいかも」という感じがする。無印良品週間は利用したものの、3セットも買うとさすがにうろたえるレベルでお金が出ていった。ただ、これはおそらく一生使えるからまあいいだろう。このシリーズは無印が存在する限り残る気がするし、パーツにも困らない。自信を持ってオススメできる一品です。(無印の回し者ではありません)
 
ただ、もしこのレビューを見て、「いいかも」と思った人がいらっしゃったら、合わせてぜひ伝えたいのはその重さ。まあ無印のが特別重いわけではないんだけど、金属支柱、木製棚となればやっぱりこれは結構重い。これも無印の名作であるパルプボードボックスなんかとはベースの重さがぜんぜん違うことはしっかり伝えておきたい。
 
何が言いたいかというと地震です。うちは特に3人の子どもがいるので余計敏感になるわけだが、この棚が倒れてきたら、結構な怪我をすると思う。当たりどころが悪ければ死に至るレベルで。
 
繰り返しになるけれど、無印のシェルフ特有ということでは全くありません。そういうことが言いたいのではなく、家具はしっかり固定しておきましょうということ。棚だけでなく。冷蔵庫だってピアノだって。
 
賃貸で暮らしていると壁に穴を開けづらいというのはすごくよくわかる。だけど死ぬのとどっちがいいの、と言われたら100%の人が同じ答えを出すだろう。
 
実際賃貸の壁って石膏ボードの部分も多いから、ネジで固定してもというところもある。大きなのがガツンと来たら、一発ででかい穴があいて、やっぱり倒れると思う。
 
ただ、倒れるのが一瞬でも遅れれば、未来が変わる可能性が出てくる。我が家はガムロック貼りまくり。あと、棚どころか何一つ家具を置かない部屋を一つつくってて、遊びはそこで。夜はその部屋でみんなで川の字。
 
最後は防災提案になってしまった。
 
このブログを読んで無印のシェルフほしー、と思ってくれたらとてもうれしい。でもそれ以上にうれしいのは防災対策をしてくれること。特に子どものいるご家庭。決して完璧を目指さなくてよいのです。そう考えるとなかなか手が動かなくなるから。先月よりは今月のほうが少しだけ安全に。コツコツいきましょう。

BOSEのポータブルスピーカー(soundlink mini II)を買う

正直なところ、オーディオが好きだ。それもピュアオーディオが。ピュアなんて言葉、もはやオーディオでしか使われない。最後のピュアガール広末涼子16歳。20年前の話である。
 
といってもこれまでに組んだオーディオの最高額は30万円。その深淵を覗き込んだとすら言えない。しかしガキどもが走り回る騒々しい家電量販店で聴いたアヴァロンのふくよかな低音を叙情豊かに語るオーディオマニアの鏡のような生き方はしっかりと貫いている。
 
話が長くなりましたが、そんな僕がこの二年で買ったガジェットの中でベストバイ、それが本日ご紹介するBOSEのスピーカー、サウンドリンクミニIIでございます。
 
簡単に説明すると、サイズが縦7cm、横20cm、奥行7cmくらい。bluetoothでつなぐ充電式のポータブルスピーカー。
 
はっきり言ってこれとiPhoneとストリーミングサービスがあれば十分。いやBOSEすげーわ。
 
やれ低音だけとか人工的とかドンシャリだとか文句ばかり言われるBOSE。店主の趣味で始めました〜みたいな雑貨店でつまんない音楽を垂れ流しているBOSEノイズキャンセリングは悪くないけど高すぎるだろその価格、思わず店で机を叩く、のBOSE
 
いやほんと、これまで誤解していてごめんなさい。
 
オーディオに胸を熱くさせていたピュアな男はどこへ行ったの?いやもうね、6歳と2歳と0歳の子どもがいる家庭だと、うちのことだけど、オーディオなんか無理に決まってるのよ。あいつら、線を見たら引っこ抜くことしか考えてないもの。ランプがついていたら消すことしか考えないし、やわらかいネットがあったら手を突っ込まずにはいられないし。絶対無理。
 
そうなってくると音楽自体聴かなくなる。夜寝かしつけてからとかそういうレベルじゃないんだもの。すでに壊されているんだもの。それでこの5年くらい、音楽からずっと遠ざかっていた。あんなにたくさんCD買ったのに、ほぼ全部処分してしまった。
 
子どもが独立するまで音楽とはさよなら、くらいに思っていたんだけど、ただここ2年くらいでストリーミングサービスが一気に普及して。CDをPCに取り込む手間なんてとてもかけられないアラフォーおっさんが、試しにApple musicを使ってみたわけですよ。なにこれすげえ。あれもこれも、なんでも聴ける。音楽の宝箱や!!
 
でもiphoneだとイヤホンで聴くしかなくて。なにが問題って子どもに聴かせられない。「どや、お父さんこんなにヒップな音楽詳しいんだぜ」って見せつけられない。それでスピーカーを買うことにした。iphoneと繋げられるやつ。
 
巷の噂を調べてみると、bluetooth接続の音質はイマイチらしい。ピュアオーディオのウンチクに青春の一時期を捧げた僕が満足できるとはとても思えない。bluetoothは駄目だ!!
 
と思っていろいろ探してみたのですが、、、疲れてしまった。そもそもストリーミングの音質ってどうなのよって話なわけで。TIDALとか興味があるけど、日本に入ってくる気もしないし。そんな状態でなにbluetoothかどうかを気にしているの?馬鹿なの?って。
 
それでback to the basic。基本に返ったわけです。すなわちBOSEに。
 
表参道ヒルズにあるBOSEショップに家族一同出かけていった。初表参道ヒルズ。たいしたことなかったな。
 
まあそれはともかく、店と見れば端から端まで走り回らないと気が済まない長男をなだめながらワイヤレススピーカーに絞って物色。二つあった。SoundLink Bluetooth speaker IIとSoundLink Bluetooth speaker III。
 
もう一見して好みは3。しかしその魅力はカラー展開されたソフトカバーにあって、それも込みだと2に比べて1.5万円値段が跳ね上がり4万オーバー。うーん高い。
 
店内は人もほとんどいなくて静かだったが、それでもこういう場所で音質を判断するのは難しい。僕の眼前を息子がパタパタ走っているし。親切な男性の店員さんと一緒に、2と3を何度も聴き比べてみたが、正直違いがわからなかった。
 
おそらく大音量なら差も出るのだろうが、家で大きな音で聴くことがあるのか?ノン。ない。そもそもこのサイズのスピーカーに大音量なんか期待しない。
 
そう考えると2がだんだん魅力的に映ってくる。こっちのいいところはソフトカバーをかぶせても全然かっこよくならないこと。むき出しのほうがずっといい。本体だけで2.7万円くらい。
 
正直bluetooth接続のスピーカーなんて安いものがいくらでもある。というかすでに家にある。某PCパーツメーカーのもので、1万円をちょっと切るくらい。ただ正直それには満足できなかった。音質なんて気にしないとかいいつつも、やっぱり自分の中に譲れない基準があるのだ。iphoneからbluetoothで飛ばすストリーミングであっても。
 
失敗したときによりダメージの小さい方、という消極的な理由で2を買い帰宅。早速鳴らしてみる。うん、悪くない。悪くないというかいい。かなりいい。
 
もちろん7cm x 20cm x 7cmのスピーカー。bluetoothとかストリーミングとかそういうレベルではなく、筐体のサイズによる限界は絶対にある。でかいツインスピーカーと変わりませんわこれ、なんて言うつもりはない。
 
しかしここはBOSEの本当にすごいところだと思うのだけど、このサイズでも鳴らしてしまう。音の面積が広い。それが人工的と言われる所以なんだろうけど、でもこのサイズでこの音は、ちょっと狐につままれたというか、魔法をかけられたような気がする。夜、台所で酒でも飲みながら鳴らすにはちょうどいいスピーカーだと思う。
 
bluetoothだと接続が安定しないなんて話も聞くが、一年くらい使っていてトラブルは皆無。バッテリーもしっかりしているし、どこにでも運んで行ける。これ持ってキャンプとか行っちゃうか〜。キャンプなんて10年くらい行ってないけど。
 
このスピーカーを勧めたいのは、僕と同じ、かつて音楽が大好きだった、今は小さな子持ちのおじさん。どちらかというと都心住み。スペースが限られるという意味で。もちろんストリーミングサービスもセットで。CDがある?もっと自由に音楽を聴けるんだぜ。
 
そんなことをコールドプレイを聞きながら考えている。

Amazon Fire HD8の購入と、Prime Music とApple Musicの比較

Amazonとは適切な距離を置こうとずっと思ってきた。友達までのつもりだったんですけど、って。今もその気持ちは変わらない。なんであれ、一つのものに依存するのは好きじゃない。
 
だからAmazonプライムはずっと加入しなかった。自分のAmazon利用状況を見れば、送料だけで軽く元が取れるのはわかっているんだけど。プライムに入ったら、いよいよ抜き差しならぬ関係になってしまう。
 
が、いよいよその軍門に下るときがきたのか?理由はFire HD8(タブレット)。プライム会員だと4000円引き!
 
会議のときにメモを取るためのタブレットがほしいと思ってた。モバイルPCを買うほどではない。テキスト入力とブラウザ以外に仕事で使うイメージがないから、できるだけ安いほうがいい。bluetoothの小さなキーボートをつけて。
 
そんなわけで散々探したあげく、一番安いのはプライム加入状態のFire HDだったわけです。8インチだったら8000円、7インチだったら4000円ほどで買える。安すぎる。しかもkindle。(まあタブレットなら大体読めるわけだが)
 
kindleに関しては初代のpaper whiteをずっと愛用していたのだけど、どこかで紛失してしまい。そのあとケチってバックライトなしのkindleを買ったのが運の尽き。就寝前に暗闇で本を読めないというのがこれほど使用に影響するとは思わなんだ。以降kindleは棚の中。読書は主にiPhoneで。しかしiPhoneはさすがに画面が小さすぎる。しかも僕の、iPhoneSEだし。
 
そんなわけでタブレットkindleというのは僕にとって重要。8インチなら大型本でなければ十分。し・か・も奥さん!Prime musicとPrime videoが今なら漏れなくついてくる!!さらにスピーカーとディスプレーは視聴に十分耐えられるものなんですって。これでお値段なんと(Amazonのまわし者ではありません)。
 
・・・買ってしまった。プライム加入もセットで。
 
タブレットの購入はiPad第二世代以来なので、大幅な進化は覚悟していたが、さすがにこのレベルの製品が8000円程度で買えることには驚きを禁じえない。Apple、間違えたAmazonすげー。
 
脱獄的なことをしてAndloidタブレットにすることも可能のようなんだけど、そこまでしなくてもいい。テキストを打てて、webにアクセスできて、kindle読めて、音楽を聴ければ十分。動画関係は僕には必要なし。映画は好きだが小学生の子持ちに映画を見る余裕はない。
 
実際に使い始めて数週間。スピーカーは大したことなかったが、BOSEのSound Link Miniに飛ばすことで解決(余談ですが、Sound Link Miniは僕がこの2年で買ったものの中で間違いなくベストバイ。いずれどこかでレビューします)。動画を少し見てみたがディスプレー品質も十分ではないでしょうか。(反射はかなり強いので、暗いところでみたほうがいいですね)
 
読書も8インチで必要十分。やはり目にはpaper whiteとかのほうがいい気もするけど、、。最近の本はカラーもかなり多くなってきたから、トレードオフ。目薬さして乗り切る。総じて満足!買ってよかった!
 
そして同時に解約したものもひとつ。Apple music。今の僕にはPrime musicがあるから。
 
巷で言われるようにApple musicとPrime musicはカバー範囲が結構違う。Apple musicのほうが大分広い。特に邦楽にその傾向が顕著で、いわゆる売れ線の音楽にはかなり差がある気がする。
 
非メジャーというか、地上波にバンバン出てくるわけではないけど、固定ファンがいて、なんならオシャレ雑誌に登場しちゃうぜー、みたいなところだと、僕の好きなミュージシャンでいうと、ハナレグミ畠山美由紀キセルくるりがPrimeミュージックにはない。同じ傾向の音楽でいうとクラムボンはある。そんな感じ。意外なところで、Primeはなぜかフリッパーズギターが一枚だけあった(カメラカメラカメラ。Appleにはない)。
 
洋楽はどうか。これはPrimeもかなりカバーしている気がするが、いくつか「おお、ないのか」と思うものはある。自分の好きなミュージシャンでいうと、ビョークレディオヘッドがない。ブラーやオアシスはある。アメリカものでいうと、ホワイトストライプスがない(正確に言うとライブ盤が一枚だけある)。メジャーなところだとファレル・ウイリアムスは最近のものだけある(これはAppleも同じ)。テイラースイフトはある。古いポップスやロックは充実している。たとえばビートルズビーチボーイズはある。そんな感じ。
 
僕が普段メインで聴くのはジャズなのだが、古いものに関してはどちらも充実している。ここ20年みたいなところだと、Primeにはカッサンドラウイルソンがなかった。クラシックは専門外なのでわかりませんが、それなりに充実している気がする。
 
結論としては、Prime Musicを一番の目当てに今Amazonプライムに入るのはちょっと危険な気がする。音楽メインならApple Musicだろう。ただラインナップは常時変化しているので、今後のことはわからない。Apple Musicも、あれ、これ聴けなくなったんだ、というものがちょこちょこあるし。
 
しかしとうとう軍門に下ってしまったなあ、、、。
 
 
 
 
 

グローバーオールのダッフルコート(575:モンティ)を買う

もう40代なんだから40代っぽい着こなしをしよう、というのがこのブログの裏テーマなわけですが、我ながら大学生っぽいなと思いながら、どうしても諦められない服がある。ダッフルコート。
 
いや、ダッフルコートを大人っぽく着こなせるおじさんたちがいることは知っている。しかしそういうのはファッション誌の中だけでの出来事で、現実世界においては非常に稀。一冬に一回か二回お目にかかれるかどうか。そんな貴重な人材に僕がなれるのか。なれない。しかし諦められない。
 
我ながらなぜここまでダッフルコートに執着するのかよくわからない。もしかしたら学生の頃、村上春樹が好きだったからかもしれない。うろ覚えですが村上春樹といえばダッフルコートですよね。青春時代に身についた好き嫌いというのは歳をとっても変わらないな、と41歳の今つくづく思うわけです。
 
そしてダッフルコートといえばグローバーオール。これもまた譲れない。なんでダッフルコートを着るかといえばイギリスっぽくしたいからで、Made in Englandにこだわりたい。しかし、それゆえにグローバーオールは高い。メイドインチャイナを見慣れた目にはメチャ高く見える。僕は仕事で少し縫製業界に携わっているので、日本と同様の物価の国で縫製していたらそりゃあ高いだろうということはわかる。しかしまあ、、、平行輸入モノとの価格差はなんとかならんのかという気もするが。
 
グローバーオールの定番モデルといえば512、もしくはそれを日本人向けにアレンジした920(とえらそうに書いていますが、この記事を書くために調べました)。いわゆる英国紳士のダッフルコート。僕も学生時代から社会人8年目くらいまで、おそらく512と思われるものを三着続けて着ていたが、いずれも古着。新品は高くてとても手が出なかった。メルトンって何回かクリーニングするとどうしても毛羽立ってくる。それがいいという人もいるだろうが、僕はそれなら最初から古着で買おうと考えていた。だって高いんだもの、、、。
 
しかし30歳を過ぎてよれよれのダッフルコートを着ていると、なんというかいろいろな意味でヤバい。正直僕はヤバくてもまったく問題ないし、僕の奥さんも気にしない人なのだが、もう若くはないという事実を受け入れないのはカッコ悪いとも思っているので、この10年ほど、ダッフルコートは所有していなかった。
 
1年ほど前、デパートをカミさんとふらふらしていると、ちょっと若者向けの店でグローバーオールのダッフルコートがセールに出ていた。どうせ10%とかせいぜい20%OFFだろ、それでも買えないよ、なんて思いながら値札を見ると50%オフ。マジか!!
 
常々申し上げているように僕の信念は「セールでは買うな」なんだけど、そんな信念、心の底からどうでもよくなった。だって新品のグローバーオールが3万円代で買えるんですよ!!!
 
しかしこの店に並んでいるグローバーオール、僕の知っているグローバーオールとはちょっと違う。デパートに入っているからパチモンということはないだろうが、、、。手持ち無沙汰にしているカミさんを横目にいそいそと検索。ふーん、575、通称モンティと呼ばれるモデルなのか、、、。
 
トグルが水牛角ではなく木製で、ロング丈だが3つしかついていない。裏地もなし。なんというか、かなりカジュアル。だから若者向けの店に置いてあるんだろう。さすがに40歳の男にはカジュアルすぎるか、、、。
 
ご察しの通り僕は服の細かいディティールに詳しいわけではないが、ダッフルはもともと海軍用のコートで、由緒正しいのは水牛ではなく木のトグル(浮き代わりになるので。本当か?)だという話をどこかで読んだことがあった。もう少し検索してみると、ビンゴ!!この575は、ある意味よりクラシックなスタイルということらしい。
 
クラシックと言われると、おっさんが着てもいいか、という気になってくる。カミさんに聞くと、まあいいんじゃないの、という表情。タイミングよく20代半ばぐらいの店員さんが満面の笑みで近づいてきて、「グローバーオールのダッフルがこんなに値下がりすることはまずないですよねー。僕も一着ほしいくらいでー」と。そうそう、そうだよね。じゃあちょっと試着してみようかな。
 
しかしここで問題発生。目の前に並んでいるのは2色。しかし僕が当然こっちだろうと思っていたネイビーはXXLみたいなサイズしかない!!一応袖を通してみるが、七五三でケチって3年は着られるようなスーツを着せられた子どもみたいになった。
 
「そうなんです、、、やっぱりネイビーは人気で、、、」と悲しそうに語る店員さん。そうだよねー。やっぱりグローバーオールが50%OFFなんてそりゃカラクリあるよねー。
 
「でもこっちの色なら全サイズ、まだあります!」と誇らしげに指さしたのがビビッドなオレンジ!!
 
オレンジか。。。正直に言えば、目の前にキラキラと光るそれはかっこいい。かなりかっこいい。しかし41歳の俺がダッフルのモンティのしかもオレンジなんて着こなせるのか!?しかもけっこうビビッドだし!!
 
うーん、どうしようかなあと悩んでいると、まあとりあえず袖だけでも通してみたら、と店員さん。それもそうよね、、、と通してみる。鏡には見たことのない僕が映っている。カミさんを見るとなんだか笑い噛み殺しているような気がする。こんなの買えるか!!!
 
買った。
 
いや、ビビッドなオレンジ色のコートを着こなせるなんて思ってないよ。さすがにそんな自信に溢れたMens Clubの一員ではないよ。ただ、新品のグローバーオールを買える機会なんてこの先一生ないと思ったら買わないわけにいかなかったんだよ、、、。
 
そんなわけで、ビビッドなオレンジ色のダッフルコートを着てる。正直三日も着たら慣れてしまって別に普通じゃーんと思っている。しかし後で周りに聞くと「ああ、あのオレンジ色の人ですね」みたいな呼ばれようも結構されているみたいで正直複雑。
 
 
 
 
 
 

Saint James (セントジェームス)とORCIVAL(オーシバル)のカットソーを買う

マリンボーダーが似合う顔じゃねーよなー、と思ってきたわけですよ。ずっと。
 
最後にボーダーシャツを着たのはいつだったか。大学生。現在41歳という年齢から想像がつくかもしれませんが、高校・大学時代はこんな僕でもオザケンさんに憧れたりしたわけですよ。ちょっと恥ずかしい過去。今でも曲は大好きなんだけど。「ある光」とかすごい曲だと思う。
 
社会人になってからは、ボーダーなんてなかなか考えづらくなった。顔的に。いや別に特別老け顔ってわけでもないんだけど。フランス系日本人では明らかにない。
 
「そんなの気にしすぎだよー」ってセントジェームスの緑のボーダーカットソーを15年くらい着ている妻が言う。いや、そこまで気にしてないけど、しかし15年ってすごいな。
 
日常的にセントジェームスの耐久性を見せつけられていたので、すげーなと思いつつも、「セントジェームス=ボーダー」のイメージしかなかったから、まあ縁はないと思っていた。ついでに言うと「セントジェームス=着こなしタイト目七分袖」のイメージしかなかったから、やっぱり縁はないなって。僕が七分袖着ていたら、「乾燥機で縮んじゃったんですかー」って言われる。絶対言われる。
 
ところがいつだったか、セントジェームスの無地のカットソーをゆったり着こなしている上品な50歳くらいのおじさんを街で見かけて、僕の凝り固まった先入観が崩れた。ガラガラと。そうか、こういう方法があるのか。
 
代官山にセントジェームスのショップがあるのは知っていたので、渋谷に仕事で行くついでにちょっと寄ってみた。やっぱ無理、とか思っても子ども用に一着買えばいいかなって。駅近の二階、こじんまりした上品な店舗で、店員さんと少しお話しして、薄い茶色のカットソーを買ってみることにした。サイズはT6。買える限り一番大きなサイズを選択。
 
僕は慎重176cm。体重は75kg。ずっとサッカーをしているので、標準体型に比べれば少しがっちりめだが基本はMサイズ。しかし今回は縮むことも見越して大きめのサイズにした。「これなら縮んでも七分袖にはならないですよー」という店員さんの言葉を信じて。子ども用も一枚買って(こっちはばっちりマリンボーダー)、帰宅するとセントジェームス好きの妻はずいぶん喜んでくれた。
 
もうオザケンさんは卒業した41歳の僕だから、セントジェームスのデザインやブランドにそこまで思い入れはない。思い入れがあるのはその耐久性。なにしろ横で15年ものが歩いている。こんな服、他に見たことない。
 
ということで着ましたよ。そして洗いましたよ。ガンガンと。どこまで行けるんだろうってドキワクしながら。そして1年半ぐらいが過ぎて、けっこうボロボロになってきた。
 
あれ?
 
商品批判にならないように先に言っておくと、悪いのは僕のほう。思い当たる節は二つあって、まず2年ほど前にドラム式洗濯機を購入したこと。世間でよく言われるように、やっぱりドラム式って服の劣化が速い。もう一つは普通に寝巻き代わりに使っていたりすること。実際パジャマにちょうどいいんだよね、、、ゆったりして。日々布団の摩擦と戦っているわけで、これはボロボロになるのもやむをえないと思います。
 
いずれにせよ、このペースだと確実に15年はもたない。15年どころか、もうクッタクタな感じ。どうしようかなあと逡巡していたら、奥様が「あなた、そろそろ厳しいのでは、、、」と思ったのか、今度はオーシバルのカットソーを買ってきてくれた。無地のグレー。
 
今でこそセントジェームスとオーシバルってバスクシャツの二大巨頭みたいな扱いになっているけど、僕の学生時代にオーシバルという単語を聞いた記憶はない。フランスでの歴史は古いが、日本で大きく流通してきたのは21世紀に入ってきてからだと思う(間違っていたらごめんなさい)。もうほんとセントジェームスとデザインもサイズ感も生地も左袖のタグも値段も同じって感じで、どっちがどっちだかわからない。ミツバチマークが付いている分、オーシバルのほうが100円くらいお得かも?くらいの違いしかない。
 
僕は商品比較にあまり意味を感じる方ではない。しかしせっかくカミさんが買ってきてくれたんだから、これは比べてみないと!ということで、オーシバル、同じようにガンガン着ましたよ。そして洗いましたよ。寝巻きにもしましたよ。そして1年半が過ぎた。
 
セントジェームスは先に買ったハンデがあるので、同じに見えないのは当然なのだが、購入後1年半くらいの状況を思い出してみると、オーシバルのほうが少し元気な気がする。まだ硬い。
 
とはいえ、まったく同じ着方をしたわけではないので、これが両者の実力かというとかなり怪しいところがある。あとちょっと記憶が曖昧なんだけど、セントジェームスの方は店舗で試着したときに、ボーダーのカットソーと比べて、少し加工が柔らかいなと感じた。確か店員さんも「加工が違ってー」と言っていたような気がする。同じウエッソンでも無地とボーダーで加工が違ったりするんだろうか。
 
いずれにせよ、ドラム式と寝巻き代わりというのはなかなかハードな環境なので、本当に大事にしたい服は、そういう使い方はしないほうがいいと思います。

ブリーフィングの(BRIEFING)のDAY TRIPPER(ショルダーバッグ)を買う

「買う」と書いたが、もう2年使っているのがブリーフィングのデイトリッパー。通勤用に買ったショルダーバッグ。
 
電車通勤しているスーツ好きメンズなら大体同意してくれると思うが、通勤時のバッグってちょっと迷う。
 
ビジネスバッグといえばダレスバッグ。さすがにそれはクラシック過ぎるとしても、革製の手提げ鞄が王道だということに異論はあるまい。とはいえ、TUMIに代表されるナイロンバッグもこの四半世紀で完全に市民権を得たと言える。
 
ともっともらしく書きましたが、要はビジネスといえば手提げ鞄なんだけど、電車通勤だと手が空かなくて困りますよね〜という話。これ本当に困る。スマホなり文庫本なりを片手オンリーで操作するってけっこう大変。座れたり網棚の前に立てたりすれば問題ないのだけど、そう都合よくはいかない。
 
さらに怖いのは満員電車の中で手が下がること。痴漢に間違えられたら困る。僕は昔劇場で「それでも僕はやってない」を鑑賞して以来、痴漢に間違えられることをすごく恐れている。だから常に両手はアップ!しかし手提げ鞄で両手アップは不可能に近い。
 
ということで、ショルダーストラップが付いている手提げ鞄ってけっこう多い。だけど僕はあれがあまり好きではない。論理的に考えればベストなのはわかっているんだけど。これは完全に個人的な趣味の問題。批判するつもりゼロ。
 
とはいえ、痴漢に間違えられるリスクのほうが嫌だ。だからナイロンのショルダーストラップ付き手提げ鞄を買って、普段はそれで通勤していた。特別なときはHERZのダレスバッグ。網棚前を必死に確保。
 
2年ほど前、ナイロン鞄が壊れたことをきっかけに、この問題を真面目に考えることにした。数日考えていつものようにアイデアがピーン。そうだ。ショルダーバックを買おう。
 
手提げ鞄にストラップをつけるという中途半端さに納得がいかないわけなので、初めからショルダーバッグであればなんの問題もない。しかしスーツメンに似合うショルダーバッグなんて存在するのだろうか、、、、。
 
あった。ブリーフィングのデイトリッパー
 
ブリーフィングは前職の退職時にボディバッグ(ななめがけバッグ)を取引先からいただいたことがあって、以来愛用していた。タフなのはわかっている。無骨なルックスも好きだ。メイドインUSAをアピールする日本ブランドというのも嫌いじゃない。僕はメイドインUSAに憧れた最後の世代だと思ってる。
 
そして何よりもそのネーミング!デイトリッパーですよ!!ビートルズですよ!!!もうこの名前だけで買う気満々。・・・まあ実際のところビートルズを意識しているかはわからないけど。本当に日帰り旅行用の鞄というだけなのかもしれないけど。昼間っからトリップとか、そういう話ではないのだろうけど。
 
実際2年ほど使ってみて、確かに日帰り用だなと思う。泊まりは無理。容量はかなり小さめ。財布とカメラとペットボトルとウインドブレーカー。小さめの折りたたみ傘と文庫本。このぐらいを詰め込んで電車に乗るのがぴったりの鞄である。
 
これをビジネスに使っていいものか。この2年間で僕以外に見かけることはなかったが、十分ありだと思ってる。ルックス的には。というのはA4の文書を収納するようなちょっと大きめのリングファイルを入れるのが大変だからだ。入らないことはないがパンパンな感じ。縦の長さが足りない。
 
なので、通勤鞄に容量が必要な人には使えないと思う。とはいえこのデジタル化時代。日常的に文書を持ち運ぶビジネスパーソンは多くないだろう。モバイルPCは収まるし、2年間使っていて困ることはほとんどなかった。
 
そして実際に日帰り旅行にも使っている。別の記事に書いた気がするが、僕はこういう2Wayが大好きで、ビジネスにもプライベートにも使えるこの鞄は相当重宝している。
 
ブリーフィング製品のいいところはなかなかヤレないこと。商品比較サイトではないから他ブランドの名前は出さないが、今まで自分が使ったものの中では一番。いまだにパリッと、というのはさすがに言い過ぎだな、しゃんとしている。雨にも強い。
 
もう一つ気に入っているのはジッパーの動きがいいところ。硬くもなくスカスカでもなく。手の力加減にしっかりついてきてくれる。ジッパーの開け閉めはストレスがかかるところなので重要なポイントなのだ。
 
ポケットやその他の機能性については特筆すべき点はない。
 
お値段は2万円ほど。TUMIがお高いナイロンバッグという相場を作ってくれたせいで、そこまで高くは感じない。とはいえ僕の相場からすれば相当高い。買うときはかなり迷ったが、買ってよかったと思うものの一つだ。あと何年もつか分からないが、もう一度買ってもいいとすら思っている。値段が上がらなければね。